宗林寺縁起

宗林寺のおこり

開基は京都大本山妙顕寺第3世の朗源上人です。永和4年(1378)1月18日に遷化と記録がありますので、きちんとした開山の日までは特定出来ませんが、約630年の歴史があります。当初は光栄山妙福寺という名前で現在の静岡市葵区安東に存在しました。

しかし、それから約200年間の妙福寺の歴史が定かになっていません。

妙福寺から宗林寺に

再び記録が存在するのは今川・武田・徳川が三つ巴で戦をしていた戦国時代になります。高天神城(掛川市大東)の徳川方の武将、斉藤六郎左衛門宗林が元亀3年(1572)12月に三方原の戦いで戦死し、その追善のために高藤太郎が一寺を建立したところから宗林寺としての歴史が始まります。

斉藤宗林については諸説ありますが、徳川家康の茶師として江戸などに付いて行ったこともあるようで、東京都台東区谷中や大阪市天王寺区上本町、山梨県南アルプス市、愛知県瀬戸市にも宗林寺があります。他宗派でも宗林寺が存在します。

安東から寺町、現在に至るまで

宗林寺は駿府城の政策により安東から寺町に移転します。現在の常磐公園の辺りになります。江戸時代における寺町は名前の通り、一列にお寺が並んでいました。駿府城に対して西の守りを担っていたものと思われます。

明治25年(1892)には隣家より出火で類焼、昭和15年(1940)には静岡大火、昭和20年(1945)には静岡空襲で全焼してしまいますが、戦後になり静岡市の都市計画により現在の地に移転しました。現在の住職で第43世を数えます。

お寺の親戚関係に当たる法縁は身延山第31世一円院日脱上人が縁祖となる、脱師法縁になります。

歴代住職

法名 遷化 備考
龍華院朗源上人 永和4年(1378)1月18日  
常不軽院日真上人 大永8年(1528)3月29日  
日休上人 天正6年(1578)1月30日 院号不明
大乗院日正上人 11月14日 年代不明
縁覚院日淳上人 寛永14年(1637)6月21日  
10 実成院日登上人 明暦3年(1657)12月20日  
12 一観院日成上人 宝永7年(1710)6月5日  
13 理性院日遼上人 元文4年(1739)4月5日  
14 妙行院日証上人 宝暦5年(1755)10月20日  
15 唯常院日宜上人 享保13年(1728)5月29日  
20 静円院日教上人 安永4年(1775)5月15日  
21 了遠院日永上人 文化10年(1813)12月29日  
25 本具院日照上人 文政3年(1820)3月14日  
26 前量院日理上人 文政10年(1827)5月24日  
31 真明院日養上人 文久元年(1861)11月7日  
32 真量院日詮上人 昭和8年(1933)5月17日  
33 泰真院日浄上人 明治22年(1889)6月28日  
34 一義院日彰上人 大正9年(1920)1月25日  
35 泰真院日浄上人   33世再住
36 相寿院日寛上人 明治42年(1909)5月23日  
37 善進院日忠上人 昭和5年(1930)6月20日  
39 邦山院日栄上人 大正10年(1921)5月28日  
40 本光院日瑞上人 昭和27年(1952)12月19日  
41 本明院日宣上人 平成7年(1995)12月21日  
42 妙應院日佑上人 平成7年(1995)2月21日 加歴
43 本幸院日情上人 現住